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【Q】校則
- 中学1年の男ですが、最近不満に思っていることがある。
- それは、学校の校則です!
- 校則ってなぜあるの?
- なぜかみの毛の長さまで決められるの?
- 何もかも、しばられているようで気分が悪い。
【A1】世の中に決まりや規則がなかったら・・・と考えたことはありますか?
- 生徒手帳に書かれた校則。
- ずいぶんと昔の事であまりよく覚えていませんが、懐かしいですね!
- 学生時代、先生に言われた事がありました。
- 「程度の低い生徒が多い学校ほど、校則が細かくそして厳しい。」と・・・。
- 確かに、みんなが良い子で他人に対する思いやるがあり、
- そして他人に迷惑をかけない、
- それでいて自分に厳しい生徒ばかりであれば、校則はほとんど必要ないでしょうね?
- でも残念ながらすべての人が同じ意識を持って学校へ通ったり、
- 生活をしているわけではないのです。
- 人間はもともと弱い動物から、お互いに協力して助け合う事によって生存し
- 発展してきたのです。
- その助け合うという気持ちが言葉となり、文字となり、
- 約束事として強い拘束力を持つ規則となったのです。
- 日本という国の規則の中には、憲法を始めとして民法・刑法・商法などを含め
- 多くの法律があります。
- そして、県や市町村にも独自の条例というようなものが有ります。
- また、国と国との間には条約という規則があり、お互いの国同士での約束事として
- 取り決めがあります。
- 一方、社会人になってどこかの会社に入って働くようになったとしても、
- やはりそこにもその会社独自の社則という決まり事があります。
- 言ってみれば、人間が生きている限り、数多くの規則の仲で暮さなければならないのです。
- もしこのような規則というものが世の中にまったくないと仮定したらどうなるでしょう。
- 君が一歩外に出たら、それこそ命の保証はありません。
- 例え家の中にいても、誰かが君を襲わないという保証もないのです。
- 個人の生命や財産を保証してくれる国の憲法や法律がないのですから、
- 誰でもしたい事を勝手にしてもいいわけですから、そんなことだって日常的に起こることです。
- それでも家を出て学校へ無事に着いたとしましょう。
- 学校では規則がないのですから、いつ授業が始まっていつ終わるのかなどまったく分かりません。
- 決まりがないわけですから誰が何を教えてくれる先生なのかも分からないわけです。
- バスや電車でどこかへ出かけるにしても、決まりがないのですから運行表時間もわかりませんし、
- 料金だってその都度違うことになっても文句も言えません。
- 一つ一つ例をあげたら切りがないので、この辺にしておきますが、要は人が人として
- 生きていくために必要な約束事を文章化したものが規則なのです。
- 校則もこの規則の中の一つに過ぎません。
- 決まりは多くの場合、「XXはしてはいけない。」とか「〇〇をしなさい。」というように
- 規制しますが、これはその決まりのある社会(学校、会社、地域、国、世界)の中で
- 最小限守らなければならない義務なのです。
- その義務が守れないような人はその社会の一員としては認めてもらえず、
- 極端な場合はその社会から放り出されることもあるのです。
- 確かに君の言うように、髪の毛の長さまで規制する校則に反感を持つ生徒も多くいると思いますし、
- 服装や履物、持ち物だって校則に従うのは不愉快なことでしょう。
- でもそれが決まりであったら守らなくてはならないのが人間の社会なのです。
- みんなが其々に勝手な事を言い出したらきりがありません。
- 勝手な事を言い合わないように、争い事にならないように、お互いに守るべき最小限のルール、
- それが学校の場合は校則なのです。
- でも気に入らない校則があったのなら、有志を募って生徒会から学校側に変えてもらうことだって
- 可能ですが、たとえば髪の毛の長さについて校則を変えることになったとしても、
- いろんな意見が出るでしょう。
- 「僕は朝起きるの苦手だから、始業時間を11時からに変えて欲しい。」なんて希望だって出るかも
- しれません・・・・どうします?
- “悪法も法”と言う言葉があります。
- 悪法で有名なのは、徳川幕府の五代将軍綱吉の制定した“生類哀れみの令”ですが、
- できの良くない法律だったら変える事はできますが、たとえ嫌でも変わるまでは守らなくてはならない
- という意味です。
- 規則は本来人をしばるためのものではないのですが、それを不都合に感じる人にはそう感じるでしょう。
- でも考え方を変えて見て下さい。
- 自分の今の生活が守られているのは、世の中に色々な約束事が規則という形で、
- すべての人達に与えられているからこそなのです。
- どうしても校則が嫌なら、またその校則を変える事もできないなら、
- その学校を辞めて転校することはできます。
- でも転校先の学校では、もっと厳しくて不愉快な校則が待っているかもしれません。
- 規則が嫌なら、無人島へでも行って一人で生活するしかないのかな?
- でもその無人島だって、誰かの叉はどこかの国の所有物として決められているのですから、
- やっぱり無理ですね。
- そんなわけで今は嫌でも我慢するしかないでしょうね。
- 我慢する事を経験するのも勉強の一つだと思って下さい。
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