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Q&A:健康 No.0276
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【Q】がん恐怖症
- 三年前の秋、妻を胃がんで亡くしてから、がん恐怖症になってしまいました。
- 夏の盛りに「体がだるい」とゴロゴロしていた妻に「夏は誰でもだるいものだ」などと取り合わないでいたら、
- わずか半年で、あの世の人になってしまったんです。
- その過程を全部見ていたせいでしょうか。
- 咳が出れば「肺がん」を疑い、胃がキリキリ痛めば「胃がん」を思い、頭が痛いと「脳腫瘍」を考えてしまいます。
- 私(四十九歳)の場合、「死」が怖いというよりも、自分の身体がだんだん、がん細胞に冒されていく、
- という緩慢さに耐えられません。
- がん細胞は、どんな健康体にも潜んでいるといいます。
- 今、この瞬間にそれが異常繁殖しはじめたのではないか、などと考えると眠れなくなります。
- ましてや私の家系は「がん家系」で、私の可能性も高いはずです。
- そんなことをクヨクヨと考えていると、人間どうせ死ぬなら、いっそひと思いに死にたい、と思い詰めてしまい、
- 走っている車に飛び込みたくなります。
- 現に一度、フラフラと大型トラックの前に出て行ってしまったことがあります。
- 人に言うと笑われそうですが、一ヵ月に一度は病院で検査を受けます。
- しかし、最近はあまり頻繁に検査をするせいか、医者も真剣には取り合ってくれなくなってしまいました。
- だから今は、各部分のがんの権威を探して、診てもらうようになりました。
- 息子や娘には「がんマニァ」などと笑われます。
- しかし、今の私が安心できるのは、病院で検査をされているときだけなのです。
- 結果を聞きにいって「なんでもありません」と言われた瞬間だけは、命びろいをしたような気になれます。
- 家と土地を売って、会社も辞めて、絶対にがんにかからないように入院してがんの見張りをしてもらおうか、
- などと考えることもあります。
- とにかく、体の中が腐っていくのが、たまらないんです。
- こんな気持ちを元に戻す方法が知りたいです。
- お願いします。
【A1】笑ってはいけない話しだと思います。
- 奥様をガンで亡くされた貴方の心配はそれなりに推察できますが、考えすぎだと思うような悩みですね。
- 決して笑って済ませるような話しだとは言いませんが、やはり少し度が過ぎているような気はいたします。
- ガンは確かに怖い病気です。
- 死亡原因としてもトップの位置を占め、発病すれば完治が困難な病気ですから、
- これを恐れる気持ちは誰にでもあります。
- 特に身内をガンで亡くしたり、父母を含む血縁者にガンを患った人がいる場合は、
- 体質的な遺伝により本人にもその可能性がありますから、尚更だと思います。
- しかしながら貴方の心配は、やはり過剰です。
- ほんの少しだけ考え方を変えたら如何でしょうか?
- 病気にかかることだけを心配するのではなく、病気にかからないように心がけるべきです。
- “男は外の出れば七人の敵がいる。”と昔から言われていますが、
- その敵を恐れるあまりに一歩も外に出ないような男はまずいないはずです。
- 貴方の場合は、そのまずいないはずの男の一人なのです。
- 家の中でジーっとして、四六時中的の姿を妄想しながら、びくびくしていてもはじまらないと思いませんか?
- 敵とで合った時の事を予想して、事前に対応策を考え、その場では可能な限り最善を尽くすしかないのです。
- しかも敵がどんなタイプの人間で、何をしかけてくるのかを全て予想できるわけではないのですから、
- それでも万全とはいかないわけです。
- それと同じ事です。
- ガンを含めあらゆる病気や事故に対する万全な備えなど不可能です。
- 病気にならないように日ごろの注意を怠らず、定期検査(月に一度は多すぎるような気がしますが、)によって
- 早期発見を心がけるしかないでしょう。
- ガン予防のための特効薬はないようですが、ガンにかかりにくくするための食事方法やワクチンはあるようです。
- 食事には栄養価の高いものや、粘々した食材を取らないほうが良いそうです。
- ワクチンには“ハスミワクチン”があります。
- ワクチンによってガンに対する抗体を作ると言うことですが、
- 詳しくは珠光会診療所のホームぺージ(http://www.clinic.shukokai.org)をご覧になってください。
- いずれにせよ今のままでは、ガンにならずともノイローゼになってしまう可能性がありそうですから、
- そうなる前に手を打たれたら如何でしょうか?
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