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ボタン Q&A:家族 No.0171

【Q】不仲な高1の長男と中二次男

  •  三十九歳の主婦です。
  • 子どもは三人兄弟ですが、高一の長男と中二の次男が最近、
  • まったく口をきかない状態なので悩んでいます。
  •  「(次男の)何もかもが嫌い」と、長男は言います。
  • 無視することでストレスを発散しているのかもしれません。
  •  私自身、中学生のころから兄と疎遠になって寂しい思いをしたと話しても、
  • 長男は「嫌うにはそれだけの理由がある」と、にべもありません。
  •  長男は小五の三男にはやさしく、次男も三男とは話をします。
  • 夫は楽観していますが、私はピリピリしたムードを感じています。
  • 冷めた性格の長男を見ていると、自分の母性のなさがうつったような気がします。
  • 私は命をかけて子どもを守ることができない親ではないかとさえ思います。
  • これからどう対処すればいいのでしょう、アドバイスをお願いします。

【A1】兄弟(姉妹)は仲良く、それは親としての共通の思いですが...。

  • 親子・兄弟・姉妹が仲良くできればそれにこしたことはありませんが、
  • たとえ家族であってもなかなかうまく行かないことが現実には多いようですね。
  • 「兄弟(姉妹)なのだから、仲良しでいてあたりまえ。」
  • 「兄弟(姉妹)なのだから、仲良くしていてほしい。」という考え方が、
  • そもそも間違っているのではないでしょうか?
  • その考え方が正しければ、同じ日本人なのだから、同じ人間なのだからという
  • 考え方も正しいはずです。
  •  でも現実は、貴女もご存知の通りです。
  • 「でも、家族だけは別」という考え方も、正しいようでいて実は間違いなのです。
  • “骨肉の争い”という言葉があるように、人間関係でこじれるともっとも悪くなる関係が、
  • 親兄弟(姉妹)・親族なのです。
  • その争いのほとんどの場合は金銭が絡んだもののようですが、そうなる下地は育ち方、
  • 育てられ方によるもののようです。
  •  人はそれぞれ個性を持ち、自己の価値観を持って生きています。
  • 同じ家に生まれ、同じ両親に同じように育てられたとしても、
  • 同一個性の同一価値観を持った子供は、絶対に存在しません。
  • 一卵性の双子だって同じではないのです。
  •  それぞれに可愛さは違っても、親にとってはどの子も可愛いものです。
  • 可愛い子供同士が、嫌いあったり憎みあったりするのを、親は見たくありません。
  • 兄弟(姉妹)が仲良く育つように、どこの家庭でも教育しているはずです。
  • 少なくとも、仲が悪くなることを願って子育てをする親はいないでしょう。
  • それでも仲が悪い兄弟はいます。
  • そのほとんどの場合は親の責任だと言えます。
  • 「お兄(姉)ちゃんなんだから、」「弟(妹)なんだから、」
  • 「兄弟(姉妹)なんだから、」と、ことあるごとに言われ続けた子供は、
  • ある日「そんな兄弟(姉妹)なら、いない方がいい。」と思うようになることもあるのです。
  •  貴女の場合、お子さんへの干渉が少し強かったのではないでしょうか?
  • 仲良くさせたいがために、それぞれの個性を無視したり、個別の意思を強制的に
  • 一つの方向へ向けさせたりしなかったでしょうか?
  •  子供は比較されることを嫌います。
  • 他の家の子とは勿論ですが、特に兄弟(姉妹)同士で比較されることを最も嫌がります。
  • 物心付けば、それが3歳児であってもです。
  • まして思春期真っ只中の高1と中3です。
  • お互いに「俺は俺。」というはっきりとした自我に目覚め、
  • 特に男の子の場合は依存心から独立心を持ち始める時期なのです。
  •  二人の間に何があったのか、詮索したくなる気持ちは分かりますが、
  • たとえそれを知ったところで、貴女には解決できない次元の事柄だと思います。
  • この先どのような結果になるかは誰にも分かりませんが、
  • 今はそっと静観してあげるほうが賢明ではないかと思います。
  •  “嫌っている”間は、お互いに兄弟であることを忘れてはいません。
  • 無視しあったり、憎みあったりされるよりずっとましだと考えれば良いのではないでしょうか?
  •  ご主人と充分に相談されることも必要です。
  • 兄弟の仲の悪さを意識しないようにして、同じ子供として公平にそして平等に接するように心がけ、
  • 二人の関係をこれ以上悪くならないようにしてあげて下さい。

【A2】仲の良くない兄弟は沢山います。

  •  親が生きている間は盆暮・正月に顔を合わせ、それなりの付き合いをしている兄弟でも、
  • 両親とも他界した後は結構疎遠になることだって多いです。
  • 結婚式とか葬式、あるいは法事などで合うのがせいぜいで、
  • お互いの近況はほとんど知らない現実だってあります。
  •  兄弟は他人の始まりと良く言いますが、まさにその通りだと思います。
  • 遺産相続に絡む争いを頂点にして、お互いの生活レベル、子供の成績や進学、
  • 果ては子供の就職先まで比較することだってあります。
  •  面と向かって、口に出してそれを言うことがなくても、お互いに伝わるものです。
  • 学校教育の結果なのか、両親の育て方によるものなのかは、分かりませんが、
  • いつのまにかそんな特性を持った人間が殆どとなっているのです。
  •  各言う自分もその一人ですが....。
  • その感性を100%悪いと事とは思わないし、それが人間の活力になっていることも事実だ
  • と思いますが、時として寂しくなる事もあります。
  •  本当に仲の良い兄弟も多くいるはずですが、それ以外の兄弟は親のために振りをする
  • 場合も多いのです。
  •  気が合わず仲良くなれない兄弟に、仲良くなれといったところで始まりません。
  • そんな時は、私(親)のために仲良くしてと言うのがせいぜいでしょう。
  •  親はあまり口出しをすべきではありません。
  • へたな口出しは、親に対する猜疑心を子供に植え付ける場合だってあります。
  • 口を出すにしても、兄弟が揃っている前で、親の思いを伝えるだけに留めるべきです。
  • そして、仲良くしたり喧嘩したり、くっついたり離れたり、
  • それが兄弟だと思っているのが一番です。