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【Q】息子が働かずブラブラしていて困る。
- 五十代の主婦です。
- 近くで一人暮らしをしている二十五歳の息子のことで相談いたします。
- 息子はここ三、四年働きもせずにブラブラし、毎日詩を書いては曲をつけ、
- クラシック音楽や読書が趣味というだけの生活を続けています。
- 高校は中退しました。
- その後、予備校や通信制高校、さらには専門学校にまで通わせましたが、
- いずれも長続きせず、すぐにやめてしまいました。
- そのうえ、心の病気にもかかってしまいました。
- 病院で診てもらって治療を受け、今は病気のほうはなんとか良くなったんですが、
- 働こうという気もなく、なかなか親から自立しようとしません。
- このままでは息子の将来が心配です。
- 少しでも本人が前向きになるようなよい方法はないでしょうか。
- アドバイスをお願いします。
【A1】ご心痛ですね!
- まさか自分の子がと思うのは親心でしょうが、
- 親にとっては子供の行く末が定まらないほど心配なことはありません。
- こんな言葉があります。
- “最大の親孝行は、親不孝をすることである。”
- いくつになっても親に心配をかけている子供は、一見親不孝な子供に見えますが、
- 実は親に張り合いを持たせ健康で長生きをさせる原動力になるということのようです。
- 勿論たっぷりと皮肉が入ってはいますが、当たらずとも遠からずと言えないこともないでしょう。
- 親が懸命に子供の考え方や行き方を変えようとする例はよくあることですが、
- 自分自身の考え方を変えることさえ至難の技なのですから、
- 親の言葉や指導だけで子供にそれを求めることは、ほとんど不可能に近いことです。
- 貴女の場合、お子さんに予備校や通信制高校、
- さらには専門学校にまで通わせたということですが、
- どれも旨く行かなかったのは、きっとお子さん本人の意思で
- 求めたものではなかったからではないでしょうか?
- 何とかしなければと思う貴女の姿を見たお子さんが、
- 貴女の意思にやむを得ず従った結果だったのでは?と思います。
- お子さんの気持ちや考え方を変えようといろいろと努力なされたようですが、
- やはり難しかったのでしょうね。
- 子供を生甲斐にする多くのお母さんは、子供の成長を求めていながら、
- 心の奥深くでは、自分から離れていくことを望んでいません。
- 子供が手許にいれば、自分を頼りにしてくれていれば、
- いつまでも子どもという生甲斐を持っていれるからです。
- つまり母親としての役割を演ずることを、いつまでも続けていたい願望があるからです。
- 貴女も心のどこかでそれを持たれているのではありませんか?
- ところで、お子さんの生活費はどうされているのでしょうか?
- 家賃や光熱費、食費は当然親の負担でしょうが、
- その他諸々の経費やお小遣いなどもきっと与えているのではないでしょうか?
- “何もしないでも食べていける。”
- こんな楽な生き方を彼は満足しているはずです。
- 多少うるさく親から言われようと、本人は何の苦痛も感じていないはずです。
- 敢えて面倒な社会へ出ていかなくても、ぬくぬくと暮せる場所があるのですから、
- それ以上を求めようなどという気持ちも湧かないのかもしれません。
- もう少し厳しくお子さんに接することを考えられたらどうでしょう。
- せめてアルバイトをしてでも食費は入れさせ、
- 親から小遣いは一切与えないなどのことは最小限すべきです。
- 金銭的にも精神的にも餓えさせる必要だってあるはずはずです。
- 自分から何かを求める意思を持ってもらうことが必要だからです。
- 彼の一生を貴女が面倒を見てあげることができるのなら問題はありませんが、
- 今のままでは結果は明らかです。
- 親は次第に歳を取り、いずれ自分自身の心配をしなければならない時が来ます。
- 彼とよく話し合って、親としては今後このように接していくということを彼に理解させ、
- 今すぐにでも実行すべきではないでしょうか?
【A2】親の責任をいつまでも引きずるのはどうでしょうか?
- 最近の風潮でしょうかね、なんの仕事もせず、
- なんの目的も持たないで、ただひたすらブラブラとしているような
- 若者が増えているようです。
- 何が原因なのでしょう?
- 世の中が幸せ(?)なせいなのでしょうか?
- それが流行だからなのでしょうか?
- 私の個人的な見解では、やはり親の悪さが原因だと思います。
- 25歳といえば、年齢的にはりっぱな大人です。
- 男の子であれば、背丈も父親をぬき、母親にとって見れば
- 頼り甲斐のある存在になっているはずです。
- それが未だに心配の種となっているのは、子離れしない親のせいだと思うのです。
- 手塩にかけた我が子です。
- まして少子化で数少ない子供です。
- 可愛いのは当たり前、心配するのも当たり前。
- でもそれは心のうちで留めるべきです。
- 物理的に手を出すべきではありません。
- 歩けるけるようになった子に、走れるようになった子に、
- いつまでも側にいて転んだ時の用意をする親がいるでしょうか?
- 充分に働く能力を持った子供に、いつまでも親の脛をかじらせているそのことが、
- そもそも間違いです。
- 成人すれば親の義務は果たしたと同じです。
- 百歩譲って大学へ通っている場合でも、卒業までです。
- いつまでも親に頼る子供に育ててしまったのは、確かに親の責任ですが、
- いつまでもそれを引きずるのではなく、貴女自身がなるべく早く
- 子離れするべきでしょうね。
- 見捨てるのではなく、自立させるべきです。
- 今のままでは、貴女の生涯は子供への心配だけで終わってしまいます。
- 本人に前向きな意識付けをしたいのであれば、なおさら突き放すべきです。
- とても勇気がいります。
- 家族全員の協力も必要です。
- そして本人の努力がもっとも必要です。
- それでも解決がつかない場合は、ニート問題に関してサポートを行う
- 経験や実績のある専門の機関や組織に相談して下さい。
- 各自治体の相談窓口でも受け付けてくれるはずです。
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